経営的観点からのホームページとは【第3回】

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ビジネスに取り組む姿勢を伝える

1.なぜ、この商売をやっているのか

背筋が伸びてシャンとしている人は、見ていて気持ちが良いですね。

売り手からの情報を一方的に発信する手段がホームページです。 買い手はWebサイト(ホームページ)から企業姿勢を読み取ります。 売りたい商品・サービス内容を伝える以上に、お客様が知りたいのは『あなたは一体、何者?』です
 

起業したての人なら、どのような想いで会社を起こしたのでしょう? きっかけとなった出来事があるのではないでしょうか? 後継者として先代からバトンを受け取った場合でも、その時の願望や夢、そして創業者の想いを振り返って形にして提示しましょう。

相手にシャンとした印象を与えましょう

ブログを活用して日々の行動を開示している社長もいます。 しかし気を付けてほしいのは、自社のビジネスと直接関係しないネタに終始させないことです。 人間性を知ってもらうために趣味や食事の話もたまには良いでしょう。 しかし、人間関係ができていない見込み客にとっての関心ごとは、社長の仕事に取り組む姿勢や考え方、お客様に対する想いやお客様との接点を持つ社員への関わり方ではないでしょうか? 自己主張のはけ口、自己満足のブログにならないように注意しましょう。

会社であるのに電話とファックスが兼用番号だと、それを見た人は、一瞬「大丈夫かな?」と感じることがあります。 本気でビジネスに取り組んでいる事が伝わらないと、選択権を持つ買い手は、次のアクションに移ることに躊躇します。 あるいは、レンタルサーバードメイン(注)でのサイト運用は、仮のビジネス、と受け取られかねません。 たとえ規模が小さくても、最低限必要な装備を怠る会社では不安を持たれてしまいます。 独自ドメインを取得して店を構えましょう

注:レンタル会社のサービスしているドメイン名の延長(拡張)としてフォルダ名やサブドメインを利用することができます。 ただし、『間借り』している印象が残ります。
 

 ホームページは、お客様向けであると同時にお客様以外の人たちも閲覧しています。 社員や、その家族、仕入れ先の方々なども見ているかもしれない事を忘れてはいけません。 小さな企業なら外部の株主はいないかもしれませんが、銀行などの金融機関などもサイトは貴重な情報源として閲覧していることを意識しましょう。

 

2.末永いお客様との関係を重視する

怪しい雰囲気の会社や信用できない営業担当者との取引は、誰もが避けたいものです。

お客様の真の不安、不満は、お金を払った後から始まります。 売る側の不安は入金されるまでで正反対の関係になります。

明日になれば商売をやめるとわかっている人からアフターケアを期待して商品を買う人がいるでしょうか? ビジネスは商売で『売る』ためのホームページですから、売る側の気持ちとして「買いなさい、買いなさい」「買わないと損しますよ」「今ならお得ですよ」という気持ちになります。 しかし、大幅値引きに反応して必要でもない商品を衝動買いした人が、後々、どう考えるでしょうか。 「得した」と考えるでしょうか。 衝動買いを後悔するのではないでしょうか。 お客様との長い関係を築くことが経営の目的であるならば、一人としても大切なお客様を失いたくないですよね。

特定商取引法、クーリングオフなどの法律を遵守することはもちろんですが、その法律やその他関連法令に合致している旨を明記し、商品に対する愛着のみならず、お客様を大切に思い、良い関係づくりに努めていることを、感謝や喜びのようなポジティブな表現で伝えましょう。

 末長いお客様とのお付き合いができるよう誠心誠意でお客様と向き合う

3.自然体で身の丈を見てもらいましょう

出来ないことを「出来ません」とハッキリと言う人は信頼できる人です。

こだわりのお蕎麦屋さんが長蛇の列の人達を『さばく』ように接していたら、とても『こだわり』の味を賞味できるとは思えません。 お客様は『さばかれたい』と思って長蛇の列をなしているわけではありませんよね。お蕎麦屋さんは『美味しいお蕎麦を食べてもらいたい』という点にこだわりがあるのであって、たくさんのお蕎麦を『スピーディに出したい』、ということにこだわっているわけではないでしょうから、例えば、[限定30食]という具合に明示してもらった方がお客様にとっては安心ではないでしょうか。

丁寧な仕事の関係上、手間がかかりコストがかさむことがあります。 そういう場合は、その工程なども提示してみたらどうでしょう。 言い訳だと受け取るお客様もいるかもしれませんが、「なるほど、そういうことか」と納得して頂けるお客様もいるでしょう。 数人でやっているビジネスでも、それぞれ外部の専門のパートナーと連携していることを伝えた方が安心できることも少なくありません。 ちゃんとしたプロ(専門家)がお客様のために責任をもって取り組んでいる、という考え方を伝えることの方が、プロでない人があいまいなままに取り組んだ結果、お客様に不満を持たれることよりも遥かに良いでしょう。

プラス思考は大切な事です。 しかし、あまりにも現実離れした目標を設定して自分を大きく見せることや、自社サイトを立派(誇大)に見せることは考えものです。 ありのままプラスアルファ程度の自然体を見て頂くようにしましょう。 身の丈に合わない規模で受注すると、結果的にサービスレベルや商品の品質を低下させかねません。 そうなると、お客様は離れていくことになります。

一方、実力や実績をみてもらうために許認可の登録番号、資格が必要であるなら資格取得者数などの情報、そして受賞歴などもあれば、堂々と掲載しましょう。 それは自慢のためではなく、実力や事実としての情報を見てもらうためなのです。 自分達にとっては当たり前のようなことでも、第三者からの評価は信頼度につながるのです。

 

4.会社概要ページの役割とチェックポイント

取引商品・サービス以外であなたの会社、社長、社員に興味をもってもらうことです。
「あなたから買いたい」「あなた方が勧める商品なら信頼できる」「あなたに相談したい」などと言ってもらえるホームページになっていますか?
検討中の買い手から信頼してもらえるように情報を開示しましょう。
 
 1. 事実情報
  ・会社の歴史、沿革を掲載してありますか?
  ・創業当時や苦労した頃の写真は積極的に掲載しましょう。
  ・保有している許認可の登録番号を掲載していますか?
  ・第三者評価である所有資格情報、受賞歴なども掲載しましょう。
  ・大企業と錯覚させるような実在しない大会議室などのイメージ写真を使っていたり、社員でもない外国人 
   のイメージ写真を使っていませんか?
  ・お客様が訪問する可能性がなくても所在地を明記しましょう。

 2. 利便性を高める情報
  ・所在地の地図を掲載していますか?
  ・その地図や付加情報は、お客様(訪問者)の視点になっていますか?
  ・お問い合わせを頂戴するための窓口の連絡先、受付時間帯、休日情報などは明記されていますか?
 

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