経営的観点からのホームページとは【第1回】

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あなたのサイトのトップページを点検してみましょう。

1.信頼される『専門店』になろう。

モノが溢れている時代です。
派手な宣伝や、衝撃的な価格を提示しても、必要ないものに興味を示してもらえません。

商品の機能や利便性をアピールして、購買したい気にさせる事(巧みな表現や言葉で売込む事)を商売と言えるでしょうか。商売とは「飽きない(あきない)」です。
お客様との関係を大事にして、リピートして頂ける事が『経営の本質』です。

買う事の決定権は100%お客様にあります。
売る側には、たったの1%もありません。多くの選択肢の中で、お客様から選んで頂かない限り、あなたのビジネスは成立しません。

「気に入った商品・サービスを、あなたから買いたい。」
「そうそう、それが欲しかった」と言って頂けるよう活動する事がマーケティングと定義してもよいでしょう。

なんでも屋さんと専門家の仕事では、どちらが良い仕事をしてもらえると期待できますか。受注機会を確保する為に「あれも出来ます、これも出来ます。」と取扱い範囲を広げる程、商品力、対応力など品質が落ちてゆくのが一般的です。

こだわりの蕎麦を食べたい人が、フルラインの大衆食堂に入る事は無いでしょう。
多く並べれば、多くの人に売れると欲張るほど平凡となり、伝わりにくくなります。
総合力を発揮できるのは、大資本型のビジネスです。見本市の展示会場で例えるならば、足を止めて頂きたい人にだけ伝える事がポイントです。

あなたのサイトのトップページを点検してみましょう。

トップページを見ただけで、誰に、何を知らせたいのか、専門が伝わっていますか?

2.お客様を絞り込みましょう。

対象範囲を狭めれば、お客の数は減ってゆくとの錯覚が生じます。選らばれなければお客様となりません。1億人を相手に特徴の無い商品をアピールしても何人の方の心が動くでしょう。

無名の企業が、特徴の無い商品に費用を掛けてテレビコマーシャルを流しても反応が身内だけだった、との笑い話になりかねません。

1万人にひとりの確率だけど、その一人にとって興味深い商品であるなら、1億人に対して潜在顧客は1万人になり、9,999万人の人には伝わらなくても良い事となります。
あなたが目指すビジネス規模では、目標とするお客様の数はどれだけになりますか?

ハンカチタオルを例題で考えてみましょう。
日用雑貨品の並びの中の一つのアイテムとして展示する方法。
女子高校生向け専門店で日用雑貨品として展示する方法。
どちらの方が、お客を見つけやすいかは明らかです。

選んでもらうには、まず発信者側が自分のビジネスのお客様像を決めましょう

3.選んで頂いた人に、入店してもらう

いくら絞り込んだ客層に対する商品であっても、対面販売のビジネス現場では、潜在顧客に対して商品を伝えてゆくにはエネルギーが必要です。
パンフレットを制作しサンプル品を提供するなど、見込み客との数多くの接点を設けて興味を持ってもらう工夫をしてゆきます。

インターネットの世界では、検索エンジンの存在によって、自分のサイトへ誘導を促す事が可能となりました。時間と費用をかけて検索エンジン対策を施せば、見込み客に見てもらうまでのコストは、対面営業と比べて随分と小さくなりました。

しかし、トップページを見た人が「あれ、、何か違う?」と去っている場合もあるでしょう。
こだわりの蕎麦を求めて店の前まで足を運んできたのに、看板が「ラーメン、カレー、どんぶり、寿司、うどん、蕎麦」だとしたら、あなたはお店の中に入りますか?
(いろいろなものの中から選択したいとの家族連れ客なら、その方が良いでしょうが、)

そして如何にも素人が作った看板、店構えだとするとプロが運営している店とは評価しづらいです。学園祭の模擬店ならいざ知らず、真剣に商売をしているとは思えません。

選ばれる時代の中で、せっかく店先まで来て頂いたのに扉を開ける事も無く去ってゆく潜在客。もったいないですね。

あなたのサイトのトップページを点検してみましょう。
トップページを見ただけで、誰に、何を知らせたいのか、伝わっていますか?
これからホームページ制作にとりかかる方も、一度お客さんの立場になりきって考えましょう。

4.トップページの役割とチェックポイント

一般的にWebデザイナーは、おしゃれなボタン、イラスト類を作りバランスのとれたページにレイアウトする事は得意ですが、商売に関しては素人であって気にかけていません。企業の営業担当者は商売の事はわかりますが、ビジュアルデザインまで出来る人は少ないでしょう。企業内のIT担当者は、ソフトウェアの使い方など技術的な事はわかってもデザインセンスは別の技能ですし、営業センスも乏しかったりします。

ホームページは『コミュニケーションツール』
それぞれの立場の人達が、協力しあって結果を出すには目的の共有化が必要です。

あくまでも主役は、あなたが伝えたい商品・サービス・企業姿勢などの情報。
手段である各ページは、それらの情報を活かす『場』であり、トップページは『顔』にあたります。

  1. 誰に、何を伝えますか? 3秒で伝える工夫をしましょう。
  2. 人が第一印象で評価されるように、清潔感があり信頼される印象を与えていますか?
  3. 自己満足に気をつけてお客の視点、気持ち、立場で点検しましょう。
  • 技術者の自己満足と思われる目的不明のアニメーションを出していませんか?
  • 意味の無いイメージ画像、大きすぎる会社のロゴや建物の写真は必要ですか?
  • 悩ませず、納得して確実に次のページに移るボタンを押してもらえるようにしましょう。
  • レイアウトやビジュアルでの派手さ、奇抜さは必要ありません。オーソドックスなボタン配置や項目名、ボタン名の方が分かりやすいものです。

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